【2025カレンダーの人気アイテム】 野花の壁飾り⑤〜色褪せない記憶

生花の美しさも、ドライフラワーの可愛さも大好きですが、私は野に咲くお花が大好きです。
小さな可愛らしさ
雨風にも負けないたくましさ
ただひたむきな姿は健気で元気をもらえます♡

そんな野花を題材にした作品をいつか作りたいなぁ、と構想はあったものの、なかなか納得のいく形にならず、挫折してきたのですが、ついに今回完成させることが出来ました╰(*´︶`*)╯♡

こちらは、壁に飾って楽しんでいただく作品で、全部で7種類です！

それぞれにテーマや作者の想いが込められています♡ お部屋のインテリア、気分や季節に合わせて気軽に取り入れられる、そんな作品になっていますので、ぜひどれが良いかなぁ〜♡と選ぶところから楽しんでもらえたら嬉しいです(^^)


アンティークな雰囲気のこの作品の
テーマは「色褪せない記憶」です。


柔らかな日差し
古い本の匂い
柱時計が刻む音は心地よく
ただ、ゆったりと時が流れる

ずっとずーっと昔に
外国の誰かが使っていたソファ
艶を失った金色の装飾は
祖母がつけていた結婚指輪と同じ色

木製のコンソールの上には
若い頃の祖父母の写真
海外旅行に行っては
アンティークの品々を集めていた
素敵な花の描かれた薄いティーカップは
私のお気に入りだ
初孫の私をとても可愛がってくれた
おしゃれで自慢の祖父母。
大好きなおじいちゃんとおばあちゃん。


もう3年。
家主を失ったこの家に来るのが怖くて
ずいぶん時が経ってしまった



良かった…何も変わらない
私の心で止まった時が動き出す

また来るね、
また来るからね、
次は本を一冊持って。



お付き合い頂きありがとうございました(^^)
古いもの、懐かしいもの、劣化するもの、味が出るもの、変わるものと変わらないもの。
私はアンティークのものを見る時に、自分よりもずっと長く存在する、それに対して時間や価値、記憶や思い出、思想、そうゆうものが刻まれているように思えて、愛しさと合わせてなんだか物悲しさみたいなものを感じることがあるのです。
老いゆくこと、残されることを裏テーマに、少し哀愁漂う世界観で制作しました。



サイズは縦14cm、横9cmくらいです。
(丸い輪の部分まで合わせると、縦は約18cmです)編み物である事と、麻紐の太さには違いがあることにより、1cm程の差が出る場合があります。